<公式ブログ>工学院大学附属高等学校

これは工学院大学附属高等学校の公式ブログです。
日常の学校での出来事や行事の時の様子などをレポートします。
また緊急時の連絡などにも活用していきます。

緊急時以外はコメントの受け付けはしておりません。
このブログは学内の広報係が運営しています。

カテゴリ:アジア×グローバル人材育成プログラム


『アジア×グローバル人材育成プログラム』のメンバー4人は、本日(12月23日)インドネシアへ向けて出発しました。

今まで研修で学び、考え、準備してきたことを、いよいよ実行に移すときとなりました。

出発の羽田空港には平方校長も見送りに来て下さり、メンバーを激励していました。

現地での様子はこのブログで随時レポートしていきますので、彼らの活躍をお見守りください。

「アジア×グローバル人材育成プログラム」のメンバーは無事インドネシアに到着しました。
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今日は滞在先のチサロパ村まで移動し、明日から現地の高校生と交流をしながら、本格的なプロジェクトの実行が始まります。

12月23日(水)の様子が現地から届きました。

【引率の高橋先生より】

4人揃って羽田から出発しました。


見送りに来てくださった親御さんが、「自分の息子がこういうプログラムに申し込んでくれて嬉しかった。たくましくなってほしい。」とおっしゃってくださったのが印象的でした。


7時間を機上で過ごし、予定通りジャカルタに到着。なかなか荷物が出てこなかった他は特に問題がありませんでした。


しかし、これからインドネシアの洗礼1を受けることに!

インドネシアは「世界の駐車場」と呼ばれているほど交通渋滞が激しい国です。特殊な政治事情もありインフラが整備されていません。


本来ならば2時間強の移動が、なんと6時間!飛行機で日本からインドネシアに来るのとほぼ変わらない時間がかかってしまいました。さすがにお腹が減っていたので、1時ぐらいにホカベン(日本の「ホカホカ弁当」です)によってなぜか日本食を食べました。インドネシア風の日本食はどうだったのでしょうか?結局投宿したのは2時。さすがに生徒たちも疲れているようでした。


インドネシアの洗礼2

宿に到着するや否や、生徒たちが不安になっている様子が見て取れました。それもそのはず。東南アジアのトイレを見てしまったのですから・・・。日本と流儀が異なるのでこれからどのように順応していくのが楽しみです。まぁ、

キャンプに来ていると思っていれば大丈夫でしょう。

1週間過ぎた頃には日本はどんなに
めぐまれた環境かわかるはずです。

少年たちよ、逞しくなっておくれ。


【同行してくださっているvery50の谷弘さんより】

朝の空港で待ち合わせをしましたが、
全員自分の身長にも近いほどの80Lのバックパックをしょってやってきました。

小林君などは、初めての海外旅行ということでこの日のために新たに作ったパスポートを携えて、チェックインを完了させました。

海外に向かう前の、空港の持つ独特の緊張感と冒険の予感を感じながら
生徒たちは、一路インドネシアへ。

満席の乗客の中でも、ほとんどがインドネシア人という飛行機。
日本から行くお客さんよりも、圧倒的に日本から帰るお客さんが多いところに
2015年の日本の観光業の好調さを感じました。

機内食では、さっそくのインドネシア料理を選びながら
機内では高校生らしくトランプをやって時間を過ごしました。

7時間30分ほどの移動でしたが、高校生たちは元気に
4人横並びの席で、思い思いの時間を過ごしたようでした。

インドネシアにつくと、手荷物チェックの職員がかなりやる気がなかったりと..
日本との違いを感じながら、空港出口にあるドーナツ屋でチョコレートドーナツを食べ、空腹を満たしました。

ここから、ボゴールにバスで向かうのですが
さっそく彼らはインドネシアをいやというほど体感することに..
それが、インドネシア名物の「渋滞」です。

日本ではありえないような、圧倒的な渋滞を乗り越え
夕食には、インドネシアでマクドナルドのようにポピュラーな「ほっかほか弁当」を食べ、宿につきました。

渋滞 という洗礼をさっそく受けたメンバーでしたが
よく寝て、明日からの活動に備えます。

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12月24日(木)2日目のレポートです。

【引率の高橋先生より】
昨日遅かったので今日はちょっと遅めのスタートです。インドネシアの社会起業家ニーナと対面し、とりあえずインドネシア料理を食べました。
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まず、ニーナの取り組みを聞いた後、工学院チームが今後どのような活動をするか話しました。もちろん英語で。かなり真剣勝負でビジネスをしているので、曖昧なスケジューリングは即ダメ出しです。工学院チームの案はかなり甘いところがあったため、もう一度検討する事になりました。昼食前までかなりガチンコで議論したため、生徒たちもさすがに疲れた様子でした。
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午後はニーナが村の外れに建設したプラスチックゴミのリサイクル工場の見学に行きました。途中、チサノパ村のゴミの状況を見るため、村人たちがどこにゴミを捨てているのか、どのように処理をしているのか見て回りました。
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写真のようにここでは人々はゴミを畑に捨てたり、家の前で燃やしたりしています。日本と違いゴミを分別する習慣がないので、村がゴミだらけです。さて、工学院チームはどのように村人たちに訴えることができるでしょうか。
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夕方、生徒たちは地元の子供達とサッカーをしていました。言葉は通じなくてもボールさえあれば友達になれるのですね。そして、インドネシアの焼き鳥と自家栽培したオーガニック野菜を食べ元気になり、今日やったことのまとめをしました。学んだことは、①イシューから始めること、②ゴール設定を明確にすること、③5W2Hのフレームワークで考えること、などです。1ヶ月間勉強してきましたが、実際の現場でこれらを活用することの重要性を再確認したようです。10時ぐらいまで現地の女子高生と議論し、かなり良いプランが出来上がりました。明日はそれを実行に移します。さて、一週間後にどうなることでしょう。楽しみです。


【very50の谷弘さんより】

簡単に、GreennaのNinaに挨拶をしたら、
いよいよ本格的に活動を開始しました。

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Greennaの事務所は間取りが広く、壁が白塗りになっています。
日本から持ってきた「壁に貼るタイプのホワイトボード」も設置をしたら、お互いの理解を深めることと、活動のスケジュールを共有しました。

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Greennaの基本状況は下記の通り..
ミッション:to change people's mindset into "Eco-Heat"
事業:①ウェストマネジメント事業
   ②エコツアー事業
   ③エコ商品販売事業
創業:2009年
受賞歴 多数

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もちろんNinaが日本語を話せるわけはないので、お互い第2言語の英語を使ってのコミュニケーションになります。タイキとタケルが完全に英語だけのプレゼンを行いました。

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インドネシア人たちへ、自分たちの自己紹介と現地での実施内容の紹介を行いました。結果は、なかなか厳しいもので自分たちが言いたいことを限られた時間で伝えきることがなかなかできませんでした。

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午後は、当初予定していた通りにチサロパ村でのリサーチを開始。
issue→check→solution という流れにのっとって、日本で立てた仮説(issue)が正しいのかをcheckしました。同時に、新たに発見したissueもたくさんあったようです。


とてもわかりやすい仮説検証の例としては、「ゴミ箱はやはりおいていなかった」ということ。
日本での調査では、チサロパ村には政府から50個のごみ箱が送られており、ゴミ箱そのものは沢山存在している..はずでした。しかし、実際に自分たちの目で調査をすると、村にあったゴミ箱はわずか6個...。Ninaに詳しく話を聞くと、政府が50個送ることを決めてから、もう数か月もゴミ箱が届いていないとのことでした。
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このような様々な仮説検証に加えて、Ninaが始めた、オーガニックファームの記念すべき最初の収穫を目の前で見せてもらったり、田んぼの脱穀をやらせてもらったりと、リサーチの他にもチサロパ村の魅力をたくさん教えてもらいました。
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この日の夕食の主役はサテ。サテというのは、インドネシアでよく食べられる焼き鳥です。串に刺した焼き鳥を、ピーナツベースのタレにあえて食べる料理です。


実は、インドネシアというのはその中に様々な民族がいて、チサロパ村にいるのはスンダニ民族です。
それぞれの民族に、食生活や言語,習慣などに特色があるのですが、その1つとして、インドネシア全土で食べられている「サテ」の中でもスンダニ族のサテが最も美味しいとされています。


見た目がよくないため、最初は抵抗を示していたメンバーでしたが、一度「サテ」を口にするとその手は止まらず、気が付けば完食していました。

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日本では、クリスマスですがイスラム教国のインドネシアにはクリスマスという概念はありません。

高校生たちにとっては、人生初のクリスマスの曲もイルミネーションも一切見ることのないクリスマスを過ごしています。

夜、22時までみっちりと会議を実施して、この日の活動は終了しました。

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この日の夜に、皆に悔しかったこと,自分に不足していると感じた事を聞いてみると、皆が口をそろえていったのは「英語ができないこと」。
社会人や大学4年生と彼らが大きく違うのは、まだまだ勉強する時間が残されていること。
日本に帰ったら、見違えたように英語を勉強する..はず?

12月25日(金)3日目のレポートです。

【引率の高橋先生より】

雨期にも関わらず、すがすがしい朝を迎えました。

今日は宿場を政府の研修施設からニーナの家に移しました。朝食後、今日のアジェンダを確認し、現地の高校生と議論を重ねました。このプログラムが始まった当初、生徒たちの英語力が心配でしたが、すいぶん堂々と英語を使って議論することができるようになりました。驚きです。各チームに別れて今日のプランを詰めていました。写真を見てもわかるように、すぐにロジックツリーを使って書きながら考えることができるようになっています。
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午後は、各チームに分かれて活動。教員はコンポスト作成チームに入れられ、水分調整剤の藁、籾殻、米ぬかを回収しに地元の工場を回りました。設置型のコンポストをつくるため、地元の材木店に木材を注文し、材料が届く前に虫除けのために地面の計測などをしました。コンポストの作り方や機能を英語で女子高生に説明し、一緒に作業を開始。木材を切って、はめ込む作業をしました。このような作業が得意な生徒が大活躍し、順調に設置が終わりました。
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作業後、晩御飯の前にいつも通り地元の子供たちとサッカーに興じました。毎日サッカーをしているので、地元の子供も顔を覚えてくれるようになりました。

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晩御飯後はまた今日の振り返りとプランの再考。今回は高校生たちのよくある夢の議論ではなく、お金や人材をどう集めて実行可能にするかという一段レベルの高い議論をしました。学校ではこのようなリアルの話はなかなかないのですが、今回彼らのミッションは実際にビジネスをすることなので、彼らも真剣でした。彼らに常々行っていることは「当事者意識」をもつこと。自分が社長だったらこんなことする?って問いかけることが大切と何度も言われていました。

議論は果てしなく続き、12時過ぎまでやっていました。
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教員は電源が切れてしまい11時には意識を失っていました。すいません。
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【very50の谷弘さんより】

徐々にインドネシアにも慣れてきた様子


日本はクリスマス。本格的に寒さと戦っているかと思いますが、高校生たちは、うだるような暑さと戦っています。


日本には四季がありますが、インドネシアには2つの季節しかありません。
それは、夏と冬..ではなく「雨季」と「乾季」です。


気温は、常に30℃を超す気温が続くのですが、5月-10月は快適な乾季で、11月-4月は日本の夏に近いジメジメとして雨季となります。


パラパラと頻繁に降る雨は、さほど問題はないのですが、湿度はさに日本の夏と同じようなもので、常にべたつきながら、一生懸命ワークを進めています。


そんな、クリスマスを送っています。


先日、皆で全体スケジュールを考えました。
テンポがかなり早いものの、残り日数のことを考えると、今日中に昨日のissueを固めて施策を決定。
そして、施策を具体的に深堀していく必要があります。
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午前中から各メンバーがそれぞれのチェックリストを更新していきます。
タケル,アオゾラはインドネシア人の高校生と一緒に議論をしていくことになりましたが、昨日とは、少し様子が違いました。

昨日まで、蛇ににらまれたネズミのように何も話さなかった2人でしたが、Google翻訳を使ったり、しっかりと身振り手振りを使ってコミュニケーションをとっていて、わずか1日で、彼等の進化を感じました。
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コンポストチームのアオゾラが本領を発揮しました。
今まで、コンポストを作るという考えはあったもののなかなか自分で作ることができなかった
コンポストですが、メカニックが得意なアオゾラが、「自分で作る!」と宣言しました。


ビジネスパーソン、大学生含めて、もの作りにここまで前のめりなメンバーは見たことがありません。頼もしいです。

Ninaもすごく期待に胸を膨らませて、こちらのオーダーしたものとぴったりの板を購入してきました。
後は、アオゾラの指揮のもと皆でノコギリで切ったり、トンカチで打ったり、汗だくになって、大きなコンポストの外枠を完成させました。
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明日以降で、中身をしっかりと作っていきます。


夕方には、村の少年たちと一緒に毎日サッカーをしています。
夕涼みしている住民に「プンタン(スンダニ語で、こんばんわ)」と
入り組んだ路地を進んでいくとひょっこり現れるサッカー場で、
いつも遊んでいる、現地の少年達のサッカーに混ぜてもらっています。

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頭を使うことが多い中で、貴重なリフレッシュの時間です。
一生懸命運動して汗をかいて、シャワーをさっぱりと浴びて夕食を食べるというのが、毎日の習慣になっています。
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