3か月留学は今年度新設した取り組みです。本校では附属中学の3年生が全員3週間のホームステイを体験するなど、以前から国際理解を目指した取り組みを行ってきましたが、急速に広がりつつあるグローバル化に対応できる人材の育成を狙い、今年度よりスタートすることとなりました。
この留学は東京都私学財団の「高等学校海外留学推進補助」を利用しており、一人当たり50万円の補助を受けられることになっています。(今年度新設の事業で、3か月には50万、6か月は75万、1年間は150万円の補助となり、1校当たり500万円が上限となっています。)そのため、日ごろの勉学に対する取り組みはもちろん、TOEFL Jr.のスコアや志望理由書などを総合的に審査し、今回は8人の生徒が留学を行うこととなりました。
留学先は南オーストラリア州アデレード周辺です。アデレードでは毎年中学3年生が3週間の異文化体験研修を行っています。今回は中学生が毎年訪問しているグリーソン・カレッジ(Gleeson College)と以前お世話になったことがあるインヴェスティゲーター・カレッジ・グールワ校(Investigator College Goolwa Campus)、同ヴィクター・ハーバー校(Victor Harbor Campus)の3校が本校生徒を引き受けてくださることになりました。
今日はその中でグリーソン・カレッジに通う生徒3名がオーストラリアへ向けて出発しました。(インヴェスティゲーター・カレッジに通う5名の生徒は来週土曜日に出発します。)今回はシンガポール航空を利用し、シンガポール経由で明日朝9時30分(現地時間)頃アデレードに到着します。
現在真夏のオーストラリアは夏休みの真っ最中。1月19日までは登校はせずにホストファミリーと過ごし、現地の生活に慣れていきます。その後1月20日からは現地校でESLのレッスンを受け、1月末から各校の授業を現地校の生徒と同じように受講することになっています。
帰国は3月31日の予定です。楽しいことだけでなく辛いこと苦しいこともたくさん待っているかもしれませんが、色々な経験を重ね、大きく成長して帰って来てくれることを期待しています。
現地からは生徒が分担して定期的にレポートを送ってくることになっていますので、このブログでも順次お知らせしていければと思っています。
留学に参加する生徒のインタビュー記事が「21世紀型教育を創る会(21会)」のホームページに掲載されています。こちらからご覧ください。